淳于意(じゅんうい)
おはようございます。
昨日より「東洋医学」の本を読んでいますので、ソレに関係する偉人をご紹介出来ればと思います。
(最古の臨床記録を残した万能医)
淳于意"じゅんうい"
{紀元前205〜紀元前140}
淳于意はかつて斉の国の大倉長(備蓄庫の責任者)
であったため、"倉公"とも呼ばれる。
彼は若い頃から、
陽慶"ようけい"について医学を学んでいた。
陽慶が70歳になったとき、
子どもがいなかったため、彼に扁鵲の脈学書、
五色診病の方法など秘法の全てを授けた。
あるとき彼が上訴され、罰せられそうになった。
5人の娘が取りすがると、彼は
「男子がいないので役立たない」
と言って嘆いた。
それを聞いた末娘が宮中の召使いとなるので
父を許してほしいと嘆願書を書き、
それを読んだ帝があわれに思って淳于意を許した。
後世に語り継がれている逸話である。
『史記』の中の「扁鵲倉公列伝」には
淳于意の25の臨床例が載っている。
それには患者の氏名、病状、治療法、経過などが詳しく記載されており、最古のカルテといえる。
疾患別で一番多いのは内科で、
次いで婦人科、小児科、外科、歯科と続く。
望診、脈診を重んじ、
25症例のうち15例を快癒させたという。
以上。
如何でしたか。
「東洋医学」には興味があり、
読んでいましたら面白いのですが、
言葉や専門知識が難しい為、
ワタクシなどは読み返し読み返ししないと理解が出来ません…💦
しかし、歴史的に見れば(文献や人物のこと)
とても細かい処まで書いている本もありますのでオススメです。
これからは書籍等もご紹介出来ればと思っています。
ではまた。